蓄積

ほんとうに社会教育分野の実践、施策の蓄積は無尽蔵で、示唆に富む。科学コミュニケーションを向こうに回して、(烈海王ばりに)「それは社会教育の進歩が40年前に通過しているッッ!」と言っても誇張ではないようにさえ見える。まず論文をサーベイして、その膨大な蓄積の隙間を通すような取り組みをぐいぐい開発しないといけないのは、研究と一緒。他分野だからおろそかにしてはいけないというわけではない。だが、現場の視点からすれば信頼と実績の後追いなのであって、両者をどうミックスするかが腕の見せ所。


「社会教育」
不勉強にしてこちらの雑誌は知らなかった。反省。ちらっと見てみると、生涯学習関係も多いように見える。月刊〜と両方は消化しきれないので、しばらくこちらか。すぐに一箇所引用させてもらう。

体験の定番である「ものづくり」は、(中略)等多彩である。しかし、これらのプログラムで多く見ることのできる傾向が、「単なるものづくり」に終始している講座である。
(中略)
博物館の「ものづくり」は、モノの製作・完成が目標ではなく、「そのモノ自体の背景全域を知ることができるプログラム」として構築されているべきである。


月刊 社会教育 2011年 12月号 [雑誌]

月刊 社会教育 2011年 12月号 [雑誌]

今月号は買ったものの未読。ううう。