音楽:Saints of Los Angeles

SAINTS OF LOS ANGELES

SAINTS OF LOS ANGELES

近所にHMVやらがないと、新譜情報からどんどんと引き離されていきますね。

LAロック(重要)の雄、モトリー・クルーの新譜(笑)"Saints of Los Angeles"を今更聞き、今更たまげる。2008年発売とか。なぜ誰も教えてくれなかったんだ。

押しも押されぬアラフィフの彼らが今になって叩きだしたのは、セックス・ドラッグ・ロックンロールなぞと高囁していたころの生々しく芳しい香りである。へろへろっとしたリフとヴォーカルを勝手に予想していたら、これまでにないリズム隊の疾走感にガツンとやられた。前作"Generation Swine"で垣間見えたモダンさから彼らを一周回らせたヒントは、時間の経過と原点回帰の合わせ技だったのだろう。とにかく、四の五の言わずに乗せてくれる名盤(の感触)だ。