Thinkpad X230
以前にX1 Carbonについて言及しまくっていたのに、待ちきれず?X230を入手。もちろん経費。すみません。
いちおうLenovoのフラッグシップのような扱いなので、X60のように隅々まで手が入っているのかなあという期待を込めてみた。
結果としては、ちょっと肩透かしである。使用感、コメントをざっと。
- わざわざCTOでWiFiのアンテナを増設したのだが、感度はX60とトントン(もちろんきちんと計測したわけではないが)。
- キーボードがの素材がてかてかしていて、皮脂が非常に目立つ。
- キーボードトップの印刷品質が低い。中華フォントのような文字もあり、極めつけは「ローマ字」のカーニングが不均一。
- ミュートボタンなどの品質が低い。まっすぐ押し込めない。
- 従来「進む」「戻る」キーのあった矢印キーの上部がPgUp/Downに変更。本当に重宝していたので不便極まりない。
- 適度なクリック感もあり、キーボードの打ち心地は◎。ただ、押し込まれる深さが浅いのか、キーに対して垂線方向に力をかけ難い。
- フットプリントのわりに解像度が低いことを懸念していたけど、ここはかなり不満。額縁部分の面積がX60の3倍以上にはなっているし。1366x768は、縦方向の情報量が少なすぎる。X1 carbonのフットプリントはX230とあまり変わらないらしい。
- X60に慣れた身には、この横幅はかなり大きく感じる。そのバーターがしっかり存在するわけでもないので、なおさら。
- バッテリーは標準のもの(背面にはみ出さない)にしたけど、輝度を落とせば8時間はゆうに持つ。これは非常にありがたい。これまではバッテリー残量にかなりセンシティブになっていたが、かなり解放された。
- SSDの速度は未測定。
- 細かな点だけど、貼られているシールがすべて傾いている。こういうところからも品質が下がってしまったのかと思わされる。
- X60で話題になっていたパームレストの発熱は、キーボードや裏面も含めてかなり抑えられている印象。膝に載せていても大して苦にならない。
とまあネガティブな感想ばかり並べてみたけれど、これもThinkpad Xへの愛情の裏返しである。つまりキャバ嬢に貢いだあとに見返りを求めてしまう残念な男のようなもの。まあ、次回に期待です。