書評:宇宙・惑星化学(地球化学講座 2)

宇宙・惑星化学(地球化学講座 2)

宇宙・惑星化学(地球化学講座 2)

「日本語の本?学部以来読んでないですねえ(どやぁ)」とか宣う輩が跋扈する中であえて。とくに化学の知識・訓練が足りないことを痛感していて、時間を作って積極的に教科書の類を読むようにしている。
本書はまさにタイトルのとおり、地球惑星から天文まで、その化学的トピックをまとめたもの。元素合成から惑星、彗星、そして星間空間までを網羅していて、扱う対象は実に網羅的である。別分野に手を出しつつあるのでその近辺を何度も読み返したが、数十ページの中に重要な要素が詰め込まれている感。通して読んでみたい。